山内現校長先生による「平生釟三郎の生涯」を大同窓会で放映いたします

母校はこの度100周年を迎えました。創設者の平生釟三郎先生は、1866年7月4日生まれ。東京海上保険など損害保険業界の近代化や、当時の川崎造船所の再建を依頼され、無報酬を前提で社長に就任され貢献。その後患者本位の治療を施すために甲南病院を設立され、相互扶助の精神に賛同して灘購買組合(現コープこうべ)の結成に協力された他、ブラジル移民の支援や、ブラジルと日本との経済交流に尽力するなど、実業家や社会事業家としてご活躍されました。また、貴族院議員や枢密顧問官に任ぜられ、広田弘毅内閣では1993年文部大臣に就任されて義務教育の年限延長や官学と 私学の差別撤廃、師範教育の改善を提唱するなど、政治家としても活躍され、教育者としての甲南学園創立のみならず、その功績は他分野にわたっています。「正志く、強く、朗らかに」など、今の甲南に通じる名言を多数残されました。

この度母校山内現校長先生のご尽力により、平生釟三郎先生や甲南創設当時の校舎などが収録された貴重な映像「平生釟三郎の生涯」を大同窓会当日放映する予定です。 案内状がお手元に届いた頃かと思いますので、多くの 同窓生お誘い合わせのうえご参加を願い申し上げます。